前回のSQLServer【Lesson1】データベースの作成では、SSMS(SQL Server Management Studio)を
インストールし、新規データベースの作成を行ないました。
今回は、その作成したデータベースにテーブルを作成します。
それでは、SSMSを起動してやってみましょう!
新規テーブル作成
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SQLServer 【Lesson1】データベースの作成で作ったデータベースの【TOYONA自動車工業】の
中に、【テーブル】メニューがありますので、
【新規作成】→【テーブル】で
新規テーブルが作成されます。
ここでいうテーブルとは、例えるなら【学校】がデータベースだとすると、
【クラス】や【学生】などがテーブルに当たります。
テーブルの列を決める
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では、【車】テーブルを作成します。
今回は、自動車関連のデータベースを作成するので、【車】について扱いたい
データの取り決めや設定を行います。
車には必ず車名や、排気量などがあると思いますので、その部分を
【列名】に割り当てて入力します。
【車名】は、英語だけでなく日本語も存在しますので、
データベースに入れられる【データ型】をプルダウンメニューから
【nvarchar(10)】を選択します。
この()の中の10は、扱うUnicode文字列データの長さを表しています。
列名【排気量】は数値なので、【int】型が数値を扱う型になります。
型はプルダウンメニューでかなり沢山でてきて迷いますが、
SQL Serverを使っているうちに、「あれ?これしか使ってないじゃん」
って感じで、偏った型しか使ってないことに気づきます。
そんな感じで事足りるので、使いながら理解していくので十分です!
型については、今後また詳しく取り上げていきます。
【NULLを許容】は、今のところはチェックを外しておきましょう。
NULLを許容することは、データの中身が空っぽであることを許容するか
どうかということです。
アプリ製作で、データベースからデータを引っ張ってくるような内容も
組み込むかと思いますが、エラーが発生したときなどに検証し難いという
欠点があります。
テーブルの保存
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保存アイコンをクリックするとデータベースにテーブルを保存する事ができます。
もちろん、【control】+【S】のショートカットキーでも大丈夫です!
そうすると、保存ダイアログが出てきます。
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【名前の選択】ダイアログの入力欄に、テーブル名を入力します。
今回は車に関するテーブルなので、【T_車両】としました。
テーブル名を見て、何に関するテーブルなのかが分かるようにしましょう。
膨大な量のデータを扱うようになると、「開いてみないと分からない」では
無駄に時間もかかって大変です。
パッと見て分かるってすごく大事なんです!
テーブル名が入力できたら、【OK】を押すとデータベースに保存されます。
データベース情報の更新
データベースに保存できたら、更新アイコンか【F5】でデータベースを
最新の情報に更新しましょう。
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ちゃんと保存できていたら、【TOYONA自動車工業】データベースの中に
【dbo.T_車両】テーブルが反映されていることが確認できます。
補足:テーブルの編集
保存していたテーブルに、列の追加や、修正など再編集したい時の手順です。
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【T_車両】テーブルのメニュー内の【デザイン】からテーブル編集ができます。
「メニュー内で【編集】って項目があって選べるのかなぁ。」って考えちゃいますけど、
【編集】って項目はどこにもなく、【デザイン】です!
カラム(列)追加
見慣れたテーブルの編集画面がでてきました!
【T_車両】テーブルに列項目を一つ追加してみましょう。
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列名は【金額】、データ型は【int】、NULL許容はしないカラム(列)を追加しました。
このように、一度データベースを更新したあとでも、列の追加や削除などの編集が
可能です。
ただし、膨大なデータが蓄積されてからのテーブルの編集は、整合性や他のデータ
も一緒に消えてしまわないか等を十分に考慮する必要があります。
最初にどのようなデータが必要なのかをしっかり洗い出しておくことが大切です。
カラム(列)追加後の保存設定
テーブルの編集をしたときは、必ず保存しましょう。
保存方法がお忘れの方は、保存アイコンか【control】+【S】ですよ。
この保存の際に、問題が発生します。
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カラム追加後に、上書き保存をしようとするとエラーが発生して保存ができません。
データの整合性を保つために、初期設定ではテーブルが再作成されるような
変更保存ができないように設定されています。
今回は、変更が保存できるように設定を変更しておきましょう。
変更手順
①.【ツール】メニューを開きます。
②.【オプション】を選択します。
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③.【デザイナー】メニューを選択します。
④.【テーブルの再作成を必要とする変更を保存できないようにする】
のチェックボックスのチェックを外します。
⑤.【OK】で設定を反映させてください。
これで問題なく変更保存が可能となりました。
ここでも、忘れずに保存してくださいね。
テーブルの追加
それでは、3つのテーブルを追加作成します。
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上から順に、
【T_顧客】
【T_従業員】
【T_販売管理】
3つのテーブルをデータベースに追加しました。
テーブル名を見るだけで、テーブルの中身が予想できるようしてます。
今のところはテーブル数が少ないですが、数が増えてもパッと見て判断できる
ようにする為です。ここ重要です!
テーブル作成も意外とサクッとできたのではないでしょうか。
次回は、関連するテーブルを更に追加して、データベースでは要ともなる
PRIMARY KEY(主キー)についても触れていきます。
SQLServer 【Lesson3】PRIMARY KEY(主キー)の設定へつづく。
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